下部内視鏡検査手順

当日は保険証を持参し検査時間30分前までにご来院してください。

  • 検査は多少お時間がかかりますので、ご了承ください。 また、患者様の状態や検査の進行状況により、予定時間に検査が開始できない事があります。
  • 検査中に鎮静剤等を使用する事があります。運転は危険ですのでお車でのご来院はご遠慮ください。

大腸内視鏡検査はとどんな検査

先端に小型カメラのついた細長い管を挿入し、大腸・直腸等を直接観察できる検査です。
大腸の病気(ポリープ・腫瘍・炎症など)の診断や、治療方針を 決定するために不可欠な検査です。
最近では大腸癌などの大腸の病気は増加傾向にあり、また大腸ポリープや早期大腸癌に対する大腸内視鏡による発見や 治療技術が著しく進歩しています。

検査前日の注意事項

大腸内視鏡は大腸を完全に空の状態にして検査を行います。大腸内に便が残っていると検査が受けられなかったり、 正確な診断が得られない事があります。
よりまして、前日の朝よりサンケンクリン(検査食)を食べて頂き、夕食後に下剤を服用頂きます。

検査当日の注意事項

朝に腸の動きをよくする座薬を使用し下剤を飲んで頂き検査となります。

検査

検査は可能な限り全大腸を観察する方針で行っております。所要時間は個人差(体形、年齢、手術暦など)がかなりありますが通常30分程です。

状況により、大腸の屈曲部の通過等の際に多少の痛みを感じる事があり、また、観察のために適量の空気を入れるためにお腹が張った感じが認められます。

しかし、これらの不快感は一時的なもので検査後すぐにとれますので心配はありません。内視鏡検査でポリープなどの病変が認められた場合には、組織を採取し検査する場合もあります。

検査後の注意事項

  • 大腸内視鏡検査後はおなかが張っておりますので、ガスを出してください。時間を追って楽になります。
    横になって右向き、下向き(腹ばい)、左向き、上向き(仰向け)と2分間で1回転を何度か繰り返すとガスが抜けやすいです。
  • 気分が悪くならなければ食事しても結構です。
  • 便に混じる少量の出血なら心配いりませんが、出血が多くなかなか止まらない場合、痛みが続く場合は連絡してください。
  • 当日の激しい運動はおやめください。また、お風呂も長風呂を避け、シャワー程度が無難です。