上部内視鏡検査手順

上部内視鏡検査（胃カメラ）とはどんな検査

先端に小型カメラのついた細長い管を挿入し、食道・胃・十二指腸を直接観察できる信頼性の高い検査です。逆流性食道炎をはじめ、ポリープなど様々なおなかの病気を発見するのに欠かせない、大切な検査です。 また、がんの早期発見につながる可能性もあります。

当院では口から挿入する胃カメラ・鼻から挿入する胃カメラを　選択して頂けます。

検査前日の注意事項

• 検査前日は午後８時頃までに夕食を済ませてください。
• 水、お茶は就寝前まで飲んでも構いません。
• お薬を飲まれている方は事前に医師へお知らせください。
  特に血液をさらさらにするお薬(抗凝固剤)は検査を行う上で大変重要なお薬なので、予約の際は必ずお知らせください。

検査当日の注意事項

• 朝食は取らずにご来院下さい
• コップ１杯ほどの水・お湯はお飲みになって結構です。
• 朝の血圧を下げるお薬は飲んでください。
• 糖尿病の薬は飲まないでください。
• インスリン注射も打たないでください。
• なるべくゆったりとした服装でご来院ください。

検査

検査は概ね10分程度で終了しますが、必要に応じて食道・胃粘膜から直接組織をとることや、 治療を行う場合は、多少時間がかかります。
また、鎮静剤の静脈注射により緊張を和らげ、楽に検査を受ける事も出来ます。ご希望の方はお申し出下さい。 （鎮静剤を希望される方は検査後１時間程の安静が必要となります。）

検査後の注意事項

• 検査終了直後は麻酔の影響が残っていますので、検査後１時間の飲食は絶対に取らないでください。
以後、水を飲んでむせなければ食事をしてもかまいません。 うがいは検査後すぐにしてもかまいませんが、口腔内の違和感はすぐにはとれません。
• 喉の麻酔や注射のために頭がぼんやりしたり、体がふらつく事がありますので車の運転はできません。
• 胃に入れた空気が多少残っていますので、腹痛を認める事があります。 胃のガスが出ればほとんど治りますので心配ありません。
• 帰宅後に次のような症状がありましたら病院へご連絡下さい
  ＊喉の強い痛み ＊激しい腹痛 ＊吐血・下血